国連事務総長、ガザで「明らかな国際人道法違反」と発言
国連のアントニオ・グテーレス事務総長はガザ地区での停戦を改めて要求し、イスラエルとパレスチナ武装組織ハマスとの間の戦争は国際法に違反していると述べた。
イスラエル当局によると、ハマスがイスラエル南部に奇襲攻撃を開始した10月7日以来、イスラエルは包囲されたガザ地区を容赦なく砲撃し、と少なくとも1,400人を殺害した。
攻撃後、イスラエルは飛び地の住民230万人への水、食料、燃料、電気の供給を遮断したが、これを国連は集団懲罰の一形態と呼んでいる。ハマスが統治するガザ地区当局によると、同地域への攻撃も開始し、少なくとも5791人が死亡した。
イスラエルがガザ北部の住民に南部への避難を命じたため、100万人以上が避難しているが、イスラエルによる空襲は領土全域で続いている。
グテーレス氏は火曜日、15か国からなる国連安全保障理事会で演説し、民間人の保護を訴え、この戦闘により地域でさらに大規模な火災が発生する危険があると警告した。
「ハマスによる攻撃が単独で起こったわけではないことを認識することも重要だ。パレスチナ国民は56年間にわたって窒息するような占領にさらされてきた」とグテーレス氏は語った。
「しかし、パレスチナ人民の不満はハマスによる恐ろしい攻撃を正当化するものではない。そして、こうした恐ろしい攻撃はパレスチナ人民に対する集団的処罰を正当化することはできない」と彼は述べた。
グテーレス氏はまた、名指しはせずにイスラエルを批判し、「民間人を保護するということは、100万人以上の人々に、避難所も食料も水も薬も燃料もなく、その後も爆撃を続ける南部そのものへの避難を命じることを意味するものではない」と述べた。」