EU外交政策責任者、ガザ攻撃再開を遺憾、イスラエルに戦争法遵守を要請
ジョセップ・ボレル氏はイスラエルに対し国際法を尊重するよう改めて呼びかけ、それは「道徳的義務であるだけでなく、法的義務でもある」と強調した。
AA.com 02, 12, 2023より:
ロンドン
EUの外交政策責任者は土曜日、イスラエルによるガザ地区への攻撃再開に「遺憾の意」を表明し、国際人道法と戦争法を尊重するテルアビブの義務を強調し、これを「道徳的義務であるだけでなく、法的義務でもある」と述べた。
「イスラエルが自衛権を行使する方法が重要だ。イスラエルが国際人道法と戦争法を尊重することが不可欠だ」とジョセップ・ボレル氏はXに書いた。
同氏の発言は、金曜朝にイスラエル軍が1週間にわたる人道活動停止の終了を宣言した後、ガザへの攻撃を再開した後に行われたが、ボレル氏はすでに高い民間人の死者数がさらに増加するのではないかと懸念し、遺憾の意を表明した。
同氏はイスラエルに対し国際法を尊重するよう改めて求め、これは「道徳的義務であるだけでなく、法的義務でもある」と強調した。
同氏はまた、占領下のヨルダン川西岸で暴力行為が増加していることにも言及した。ボレル氏は国連の統計を引用し、10月7日以来271人のパレスチナ人がイスラエル人によって殺害されたと述べた。
「それだけでは十分ではなく、人道的一時停止を再開すると同時に、すべてのパレスチナ領土の包括的な政治的解決に向けて取り組むべきだ」と付け加えた。
イスラエル軍は、パレスチナ抵抗組織ハマスとの1週間にわたる人道活動停止を終え、金曜早朝にガザ地区への爆撃を再開した。
ガザ保健省によると、金曜のイスラエル空爆で少なくともパレスチナ人178人が死亡、589人が負傷した。
人道的一時停止は、人質交換や救援物資の提供を可能にするために戦闘を一時停止するというイスラエルとハマスの合意の一環として、11月24日に始まった。
ハマスによる国境を越えた攻撃を受けた10月7日以来、イスラエルの攻撃で主に子供と女性を含む1万5000人以上のパレスチナ人が殺害された。
公式推定によると、約1,200人のイスラエル人も殺害された。