ドイツが右折:キリスト教民主同盟の保守派が新右翼政党の結成を決定

移民に反対し、急増するAfD(ドイツのための選択肢)との協力に前向き。
THE GATEWAY PUNDIT Jan. 21, 2024より:

政治の振り子は、ドイツが急速に右傾化しており、かつては安定していた政党のスペクトルがさらに細分化され、提案範囲がさらに細分化されつつあることだ。
キリスト教民主同盟(CDU)の非常に保守的な派であるヴェルテユニオン(価値観同盟)のメンバーが土曜日にエアフルトでの会合で、

自らを新党としての立場を確立することを決定したことを受けて、今やそれは右派の別の選択肢と見える。
ロイターは次のように報じた。
「同グループの声明によると、同グループのメンバーらは、エアフルト市での非公開の党会議で、ハンス・ゲオルク・マーセン議長に対し、大多数の賛成で『保守・リベラル』党の創設を委任したという。 マーセン氏は元国内治安当局者で反移民有権者に人気がある。

同党は9月に行われるチューリンゲン州、ザクセン州、メクレンブルク・フォアポンメルン州の州選挙に参加できるよう、早急に設立される予定だ。 関係筋によると、この措置は早ければ2月にも行われる可能性がある

11年前のドイツのための選択肢(AfD)の結成により、SPD(社会民主党)やCDU(保守党)といった伝統的な有力政党から票を奪ったことを受けて、新政党の創設によりドイツの政治情勢はさらに分裂する危険がある。」

マーセン氏はドイツ国内情報機関(BfV)の元長官で、AfDへの情報提供と「外国人に対する極右の暴力報告」への疑問の「怪しげな非難の下」で2018年に公職を追われた。
ドイチェ・ヴェレは次のように報じた。

「マーセン氏は、CDUがフリードリヒ・メルツ党首の下で「左翼の立場」と表現した状況に陥り込むことに対抗するものだと述べた。
ウェルテユニオンはキリスト教民主同盟(CDU)の非常に保守的な部門として2017年に発足した。 メンバーらはCDUの「核心」を代表していると主張し、主に中東やアフリカの戦争や貧困から逃れてきた100万人以上の人々をドイツに入国させたことで党の保守的価値観を放棄したとして当時のアンゲラ・メルケル首相を非難した。