イラク議会、米国によるイラク主権の「露骨な侵害」を非難

米国、イラクでイラン支援組織が使用する施設を攻撃。
AA.com 24, 01, 2024より:

イスタンブール

イラク議会は水曜日、バビル市とアンバール市の治安本部に対する米国の空爆を非難した。

議会は声明で「米国の継続的な侵略はイラクの主権のあからさまな侵害であり、米国政府による国際協定の無視である」と述べた。

同声明はイラク政府に対し、「外国軍の存在はイラク国民の安全、安定、安全を脅かしているため、イラクから完全に撤退する議会決定の履行を急ぐよう」求めた。

イラク政府はこれに先立ち、米国の空爆を「イラクの主権の侵害」と呼んだ。

火曜日、ロイド・オースティン米国防長官は、イラクとシリアの米軍に対する攻撃のさなか、イラクでイランが支援する組織カタイブ・ヒズボラとその他のイラン関連組織が使用する3つの施設を空爆したと発表した。

同氏は声明で、「これらの精密攻撃は、イラン支援の民兵組織によるイラクとシリアにおける米国と連合軍の職員に対する一連のエスカレートする攻撃に対する直接の対応である」と述べた。

この報復攻撃は、米軍が駐留するイラクのアイン・アル・アサド軍事基地を複数のミサイルが標的にした数日後に行われた。

この攻撃はイラクのイスラム抵抗運動が主張したもので、この組織はイラクの米国軍と連合軍に対する最近の数十件の攻撃の犯行声明を出している。

10月7日、ハマスによる国境を越えた攻撃への報復としてイスラエルがガザ地区に対して壊滅的な猛攻撃を開始し、中東地域の緊張が高まった。イラクとシリアの米軍基地はイラン支援グループの攻撃を受ける一方、イランによる攻撃もあった。イエメンのイランが支援するフーシ派による紅海の商船での活動は続いている。