ザポリージャ原子力発電所で火災発生、ウクライナ当局は「通常通り」稼働中と発表

ウクライナとロシア、ウクライナ南部にある欧州最大の原子力発電所の火災で責任を問う。

AA.com 11, 08, 2024より:

イスタンブール

日曜日、ウクライナ南部にある欧州最大の原子力発電所で火災が発生したが、国連の原子力監視機関は原子力の安全性には影響がないと発表。

国際原子力機関(IAEA)はXで、夕方に爆発音が聞こえた後、専門家らがザポリージャ原子力発電所の北部地域から「強い黒煙」を確認したと発表し、「原子力の安全性への影響は報告されていない」と付け加えた。

ザポリージャ原子力発電所の火災
• ロシアは、ウクライナ軍の砲撃により火災が発生したと主張
• ウクライナのゼレンスキー大統領は、「ロシアの占領軍」が火災を引き起こしたと主張
• 国際原子力機関は、「原子力安全への影響は報告されていない」と発表

「発電所の6つのユニットは冷温停止状態にあり、爆発やその他の危険はない」と、ロシアが任命したザポリージャ州知事のエフゲニー・バリツキー氏は書面による声明で述べた。 同氏は、火災はウクライナ軍の砲撃によりザポリージャ原子力発電所の冷却システムで発生したと付け加えた。一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「ロシアの占領軍がザポリージャ原子力発電所の敷地内で火災を起こしたことをニコポリから記録した」と述べた。
ゼレンスキー大統領はXで、「ロシアは占拠初日から、ザポリージャ原子力発電所をウクライナ、全欧州、そして世界を脅迫するためだけに利用してきた」と述べた。

一方、ニコポリ地区軍政長官のエフヘン・エフトゥシェンコ氏はテレグラムで、同発電所は現在「占領下で可能な限り通常通り稼働している」と述べたとウクルインフォルムが伝えた。