左派政党「屈しないフランス」マクロン大統領弾劾へ動く

SPUTNIK Sep. 1, 2024より:

モスクワ(スプートニク) – 左派政党「屈しないフランス」は土曜日、新人民戦線のリュシー・カステ氏の首相候補指名を拒否したエマニュエル・マクロン大統領の弾劾手続きを開始しようと動いた。

「憲法第68条に基づき、共和国大統領に対する弾劾手続きを開始する決議案は本日、国会議員に共同署名のため送付された」と、議会の「屈しないフランス」グループのリーダー、マチルド・パノ氏はXで述べた。

同党は、7月の議会決選投票で左派連合が最多議席を獲得したにもかかわらず、マクロン大統領が首相候補指名を拒否したことを激しく非難した。

フランスのルペン氏、マクロン氏が1年後に再び議会を解散すると確信していると発言。

第68条によれば、大統領は、大統領の職務の遂行と明らかに相容れない義務違反を理由にのみ、罷免される。屈しないフランスは、この手続きを開始するための十分な議席を有しているが、議会の両院で3分の2以上の多数決が必要である。

マクロン大統領は、選挙でハング・パーラメントとなった後、新政府を交渉するため、8月に議会の各派閥や政党の指導者と会談した。マクロン大統領は、577議席中182議席を獲得した新人民戦線を、「制度的安定性」への懸念を理由に協議から除外した。

政治的立場を問わずフランス国民は「マクロン大統領の政権に深く不満」