スイス人のEUに好意的な見方は、わずか28%：調査
大多数がEUとの二国間交渉に賛成している一方で、懸念も。
ジュネーブ
金曜日に発表された公共放送SRGの調査によると、EUに対して好意的な見方をしているのは、スイス人のわずか28%で、回答者の49%がEUに対して否定的な感情を抱いている。
71%がEUとの二国間交渉の継続を支持している一方で、調査では大きな懸念が明らかになった。特に、回答者の52%がEUを「官僚主義の巨大組織」と見ており、さらに31%がそれよりやや弱い程度で同意している。
さらに、スイス人の回答者の66%がEUは主要な世界的課題に対処できないと考えており、77%がEUとの交渉継続が移民の増加につながるのではないかと懸念している。
しかし、経済問題に関しては、調査はより好ましい結果となった。
回答者の88%が、交渉はスイスの経済にとって「重要」だと考えており、81%はEUとの良好な関係が「契約を確保し、スイスの企業が最も重要な輸出市場にアクセスできるようにする」と考えている。
スイスとEUの二国間協定は、1999年の第1回二国間協定（二国間協定I）と2004年の第2回二国間協定（二国間協定II）から始まった。スイス連邦政府は現在、既存の二国間協定を近代化し、拡大するためのさらなる交渉に取り組んでいる。