イスラエルの空爆でレバノン南部で救急隊員と民間防衛ボランティア12人が死亡
イスラエルの攻撃によるベイルートのダヒエ地域の破壊。
ベイルート
イスラエル軍が土曜日にレバノン南部のティルス地区の複数の町を空爆し、救急隊員と民間防衛ボランティア12人が死亡、3人が負傷した。
レバノン保健省は、軍用機がティルス地区のデイル・カヌーン・ラス・アル・アインの町を標的とし、緊急医療および民間防衛活動のボランティアであるイスラムスカウトのメンバー6人と、慈善団体であるイスラム保健協会の救急隊員1人が死亡したと発表した。
デイル・カヌーン・ラス・アル・アインへの空爆では民間人も1人が死亡、12人が負傷した。
保健省はまた、ティルスにあるアイン・バールの町への空爆でイスラムスカウトのメンバー3人が負傷したと報告した。
レバノン国営通信社によると、ティルスにあるハヌイエの町への空爆でイスラムスカウトのメンバー5人が死亡した。
同省は、イスラエルが救急隊員を標的にし続けていることを「暴力や大量虐殺を防ぐ国際人道法の遵守に責任を持つ国際社会によって阻止されていない進行中の戦争犯罪」と非難した。
保健省はまた、イスラエルがナバティエのアル・ミダン地区を空爆し、12人が負傷したと報告した。
イスラエルは、ガザ戦争開始以来1年間にわたる国境を越えた戦争の激化の中で、ヒズボラの標的であると主張する場所に対して、9月下旬からレバノンに対する大規模な空爆を行っている。 レバノン保健当局によると、2023年10月以来、イスラエルの攻撃で3,100人以上が死亡し、13,900人以上が負傷している。