ロシアはウクライナ紛争の凍結のいかなる提案にも「断固反対」:情報長官
ロシア対外情報局長官によると、西側諸国の焦点はモスクワを倒すことから自らの「戦略的敗北」を回避することに移っている。
AA.com 26, 11, 2024より:
モスクワ
ロシア対外情報局(SVR)長官は火曜日、ウクライナ紛争の凍結のいかなる提案もロシアは断固拒否すると述べた。
モスクワで行われた独立国家共同体(CIS)の安全保障機関および情報機関長官の第20回会議の結果に関する記者会見で、セルゲイ・ナルイシュキン長官は、戦場の勢いが現在ロシアに有利であるため、紛争の凍結を求める声が上がっていると述べた。
ナルイシュキン長官によると、西側諸国の焦点はモスクワを倒すことから自らの「戦略的敗北」を回避することに移っている。
「ロシアは、朝鮮半島モデルであろうと他のモデルであろうと、紛争の凍結に断固反対する。我々は、主にロシアとその国民のため、また欧州大陸のためにも、永続的で持続可能な平和を求めている」と彼は述べた。
諜報機関長官は、6月にウラジミール・プーチン大統領が概説した条件での交渉にモスクワがオープンであることを再確認し、西側諸国にその条件を受け入れるよう促した。
ナルイシュキン氏は、2020年のベラルーシの混乱やカザフスタンの暴動を挙げ、西側諸国がロシアの注意をそらすためにCIS空間を不安定化させようとしていると非難した。
同氏によると、CIS諸国は外部からの干渉に抵抗し、地域の安定を促進するためにユーラシアの安全保障枠組みを構築している。
ナルイシュキン氏は、ウクライナを「西側によって反ロシアの道具にされるように操作された破綻国家」と表現し、モルドバも同様の軌道に直面していると付け加えた。
さらにナルイシュキン氏は、2022年のノルドストリームガスパイプライン爆発を例に挙げ、西側諸国の情報機関が地政学的目的を推進するためにテロを利用しているとして非難した。 さらにナルイシュキン氏は、2025年の大統領選挙を前に、米国がベラルーシの野党グループを利用して騒乱を煽動する可能性があると警告した。