イスラエル軍はシリア緩衝地帯内に2~10キロ展開:情報筋
イェディオト・アハロノト紙によると、イスラエル軍は緩衝地帯内の7つの村を占領した。
AA.com, 12, 12, 2024より:
エルサレムイスラエルの情報筋は木曜日、イスラエル軍がシリアとの国境沿いの非武装緩衝地帯の2~10キロ奥地に入ったと述べた。
匿名を希望した情報筋はアナドル通信に対し、「イスラエル軍はシリアとの国境の緩衝地帯の2~10キロ奥地に配置された」と語った。
しかし、彼は「安全上の理由」から、イスラエル軍が配置されている緩衝地帯内のシリアの村落を特定することを拒否した。
反体制派勢力が日曜日にダマスカスを制圧し、シリアの指導者バッシャール・アル・アサド氏が13年間の内戦と53年間のアサド一族の統治の後、ロシアに逃亡した後、イスラエルは緩衝地帯を制圧した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も、国連監視下のシリアとの軍事撤退協定の崩壊を発表し、軍はシリア全土の軍事基地、防空基地、諜報本部、長距離・短距離ミサイル貯蔵庫、非通常兵器備蓄庫に対して数百回の空爆を実施した。
イスラエル軍は現在、ゴラン高原の非武装地帯の一部を占領しているが、その多くは1967年以来イスラエルが保持している。
国連軍事撤退監視軍(UNDOF)によると、緩衝地帯は「長さ75キロメートル以上、幅は中央部で約10キロメートル、最南端では200メートルに及ぶ」。
イスラエルの日刊紙イディオト・アハロノトは木曜日、イスラエル軍が緩衝地帯内の7つの村と同地域の5つの主要地区を制圧したと報じた。
同紙によると、軍はシリア領土に国際国境から5~7キロ離れた場所に駐留する準備を進めており、統治当局がこの地域の支配権を握り、イスラエルとシリアの長年の合意を再交渉するまでは、駐留を続ける予定だという。
イスラエルは1967年以来、ゴラン高原を占領している。1974年には、イスラエルとシリアの間で非武装地帯の境界線を定めた非武装地帯を定める停戦協定が調印された。・・・