ヨルダン、シリア占領下のゴラン高原におけるイスラエルの違法入植地拡大計画を非難

ゴラン高原はシリア、アラブ人占領地であり、イスラエルの占領は終結されなければならない」とヨルダン。
AA.com, 16, 12,2024より:

2024年12月15日にシリアのバース党政権が崩壊した後も、イスラエル軍の軍事的機動はゴラン高原のマジダル・シャムス地域のシリアとイスラエルの国境で継続している。

アンマン
ヨルダンは月曜日、占領下のシリア領ゴラン高原での違法入植地拡大計画をイスラエルが承認したことを「国際法の明白な違反」と非難した。

イスラエル政府は日曜日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が提案したゴラン高原でのイスラエル入植地建設を強化する計画を全会一致で承認した。予算は4000万シェケル(1120万ドル)を超える。

ヨルダン外務省は声明で、イスラエルの行動を「占領の固定化であり、国際法と関連する国連安全保障理事会決議の露骨な違反」と呼んだ。
同省は「シリア統一と領土保全の必要性」を強調した。
「ゴラン高原はシリアのアラブ人占領地であり、その占領は終わらなければならない」と強調し、イスラエルの措置を非難し、占領国イスラエルに国際法の遵守を義務付けるための国際行動を求めた。

イスラエルの決定は、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦、イラク、エジプトなど、いくつかのアラブ諸国から非難された。

ゴラン高原は、1967年の中東戦争以来イスラエルが占領しているシリア領土である。・・・
占領下のゴラン高原にはイスラエルの違法入植地が33カ所あり、ゴラン高原地域評議会と呼ばれる組織に組み込まれている。

アサド大統領の失脚に乗じて、イスラエルはシリア全土の軍事施設に対する空爆を強化し、同国の主権を露骨に侵害している。

イスラエルはまた、1974年にシリアと結んだ非武装地帯協定の崩壊を宣言し、ゴラン高原の非武装地帯に軍を配備したが、この動きは国連やいくつかのアラブ諸国から広く非難されている。