世界食糧計画、ガザ地区の輸送車に対するイスラエルの攻撃を非難

国連機関の責任者、援助車への攻撃は「絶対に受け入れられない」と発言。
AA.com, 06. 01, 2025より:

国連世界食糧計画(WFP)は月曜日、ガザ地区の輸送車に対するイスラエルの攻撃を非難した。
この事件を「絶対に受け入れられない」と呼び、WFPのシンディ・マケイン事務局長はXに次のように書いた。「はっきりとマークされ、8人の隊員を乗せたWFPの輸送車は、事前の許可があったにもかかわらず、ワディ・ガザ地区付近でイスラエル軍に銃撃された。人道支援者は標的ではない」。
「命を救う援助を届け続けるには、安全で確実なアクセスを確保する必要がある」と、ジョン・マケイン上院議員の未亡人であるマケインは付け加えた。
イスラエルはガザへの攻撃を開始してほぼ16カ月になるが、その間、病院、モスク、教会、人道支援スタッフ、配給地域を頻繁に攻撃してきた。これらはすべて戦争法違反の可能性がある。また、ガザに入る支援物資も厳しく制限している。
イスラエルによるガザ地区への継続的な戦争により、ガザの住民230万人のうち約200万人が劣悪な状況下で避難を余儀なくされ、食料、水、医療物資が極度に不足する中、テントやシェルターで暮らしている。
イスラエル軍は、国連安全保障理事会が即時停戦を求めた決議にもかかわらず、2023年10月7日のハマスの攻撃以来、ガザに対する大量虐殺戦争を続けており、女性と子供を中心に約4万6000人が殺害されている。
昨年11月、国際刑事裁判所(ICC)は、ガザでの戦争犯罪と人道に対する罪でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ギャラント前国防相に逮捕状を発行した。
イスラエルはまた、飛び地に対する致命的な戦争により、国際司法裁判所でジェノサイド訴訟に直面している。