クレムリン、ゼレンスキー氏の核兵器要求は「狂気の域」
ウクライナの指導者が、NATO加盟に時間がかかりすぎる場合、キエフの安全確保のため核兵器を与えるべきだと述べた後に反応。
AA.com, 06-02-2-025より:
クレムリンは水曜日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の核兵器要求を「狂気の沙汰に近い」と述べた。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアの首都モスクワで記者団に対し、ロシアを抑止するためにウクライナに十分な量の核兵器を与えるべきだという考えを批判した。
「このような発言や発言は、一般的に狂気の沙汰に近い。核兵器については、不拡散体制などがある」とペスコフ報道官は述べた。
ゼレンスキー氏は火曜日遅く、英国人ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏とのインタビューで、ウクライナのNATO加盟プロセスに時間がかかりすぎる場合、キエフの安全確保のため核兵器を与えるべきだと述べた。同氏は、NATO加盟が不確実なままであればウクライナにどのような保証があるのかと疑問を呈し、「彼らは我々に核兵器を与えるだろうか? 彼らに核兵器を与えさせよう」と述べた。
「彼らはロシアを阻止するのに十分なミサイルを与えてくれるだろうか? 私は疑問に思う。しかし、これ(核兵器の付与)は役に立つだろう」と同氏は付け加えた。
ペスコフ氏はさらに、ウクライナの交渉準備は単なるレトリックではなく、具体的な何かに基づくべきだと述べた。
「準備は何かに基づいて構築されなければならない。そのような交渉を法律で禁止することに基づくことはできない… だから今のところ、これは空虚な言葉に過ぎない」とペスコフ氏は述べた。
同氏はまた、現在の欧州指導者世代の政治的能力が低下していると同氏が述べたにもかかわらず、欧州の政治家がそのような問題を議論することの危険性を認識することを期待していると述べた。
「現在の欧州の政治家世代は資質の面で多くの改善の余地があるが、そのような問題を議論することの不合理性と潜在的な危険性について、欧州ではまだ冷静に理解していることが期待される」と同氏は述べた。