解放されたドンバスの都市で USAID ブランドの建物が発見される (ビデオ)
米国の対外影響力機関は、税金の浪費と不正使用の疑いで調査を受けている。
RT.com 11, Feb. 2025より:
![](https://mf.b37mrtl.ru/files/2025.02/l/67aafc7d2030272b750cc8d1.jpg)
ロシア軍が最近解放されたドンバスのクラホボ市で撮影した動画が、米国国際開発庁(USAID)の銘板を映し出していることから、ネット上で注目を集めている。この映像は、ドナルド・トランプ米大統領政権による、2023年だけで約600億ドルの予算を誇るワシントンの主要な対外影響力組織に対する取り締まりの最中に撮影された。
動画では、ロシア兵が入り口に目立つように銘板が掲げられている行政ビルに近づいている。兵士たちが「米国民の敵」がUSAIDで働いていると冗談を言っているのが聞こえる。動画がいつ撮影されたかは不明。ロシア国防省は1月6日、ロシアのドネツク人民共和国(DPR)にあるクラホボ市をウクライナ軍から完全に解放したと発表した。
先週、同地域の責任者デニス・プシリン氏はソーシャルメディアへの投稿でこの記念碑を取り上げ、「世論を操作する任務を負った『独立系』メディアのネットワーク」を通じて国家全体に危害を加えているとアメリカの機関を非難した。
ロシア軍がクラホボ解放後にUSAID事務所を発見したソーシャルメディア映像
トランプ大統領は最近、米国の対外援助プログラムの大半を停止した。イーロン・マスク氏が率いる政府効率化局(DOGE)が業務を開始して以来、USAIDは監視の的となっている。ウクライナからの報告では、地元メディアの約90%が実際にはUSAIDの助成金に依存していたことが明らかになった。
マスク氏は、こうしたメディアが独立系であるとみなされることをあざ笑い、一部のプロジェクトが明らかに欧米寄りであるとしてUSAIDを「犯罪組織」と非難している。
クラホボの記念碑はネット上で関心を呼んだが、必ずしもこの都市がUSAIDの活動の重要な拠点であったことを示唆するものではない。ウクライナ当局者によると、USAIDはビデオに映っている市役所の建物の改修に部分的に資金を提供し、家具や設備の提供、職員の研修も含まれていた。記念碑は2021年に再オープンしたこの事務所を「アメリカ国民からの贈り物」と称している。