ロシアと米国のチームがリヤドで会合、「すべての問題について真剣な話し合い」を行う

ロシアからは、セルゲイ・ラブロフ外相、ユーリー・ウシャコフ大統領補佐官、ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフCEOが出席
Tass 18 FEB, 23:25より:

前略

会談のテーマ
双方は、ロシアと米国の関係全体の再構築、ウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ大統領の会談の準備ウクライナ情勢の解決に関する交渉の可能性について協議した。

ロシアの声明
ウシャコフ氏は、代表団は「すべての問題について非常に真剣な話し合い」を行ったと述べた。しかし、同当局者によると、ロシアと米国の立場が近づいているとは言い難い。また、ロシアと米国は「互いの利益を考慮する」ことで合意したと述べた。補佐官によると、プーチン大統領とトランプ大統領の会談の日程は決まっておらず、来週に開催される可能性は低いという。同氏は、大統領がまだ決定を下していないため、ウクライナ和平交渉の交渉担当者に誰が任命されるかはまだ明らかではないと述べた。
ドミトリエフ氏は会談後、ロシアと米国のチームは互いに敬意を持って対等に接したと述べた。
「妥協について話すのは時期尚早だ。双方がコミュニケーションを取り、互いの意見に耳を傾け、対話を始めたと言える」と同氏は述べた。
ドミトリエフ氏によると、両国は経済協力の可能性やエネルギー価格についても協議した。

米国の声明
ルビオ外相とラブロフ外相は、ウクライナ紛争をできるだけ早く終わらせるための道筋を模索するため、それぞれ高官チームを任命することで合意したと、米国務省報道官タミー・ブルース氏は声明で述べた。また、両国関係の障害となる問題に対処し、相互の地政学的利益や経済・投資機会に関する今後の協力の基盤を築くための協議メカニズムを設立することでも合意した。
「1回の電話に続いて1回の会合だけでは、永続的な平和を確立するには不十分だ」と同氏は別途述べた。

西側諸国の反応
モスクワ外務省報道官マリア・ザハロワ氏は、ロシアと米国の会談に対する西側諸国の反応は神経質で、ヒステリックでさえあると述べた。また、現在「国際関係において前例のない現象、すなわち、交渉プロセスへの自らの参加を強要しようとする動き」が起きていると述べた。