米国、欧州からの軍撤退交渉開始へ、NATO大使が表明
THE GATEWAY PUNDIT May. 17, 2025 10:15 amより:

ドナルド・J・トランプ大統領率いる米国は、長らく待たれていた外交政策の転換を示唆する動きとして、欧州における軍事プレゼンスの縮小について、欧州同盟国との協議開始の準備を進めている。
ロイター通信によると、NATO駐在のマシュー・ウィテカー米国大使はエストニアで開かれた安全保障フォーラムでトランプ政権の計画を確認し、協議は6月にハーグで開催されるNATO首脳会議後に正式に開始されると述べた。。・・・
トランプ政権の政府高官たちは、欧州の慢性的な資金不足と依存をますます厳しく非難している。
ピート・ヘグゼス米国防長官は今年初め、遠慮なく「厳しい戦略的現実により、米国は欧州の安全保障に主眼を置くことができない」と宣言した。・・・
ヘグゼス長官は「欧州のただ乗りを嫌悪する」と表明したと報じられており、J・D・ヴァンス副大統領も同様の見解を示した。二人は、世界的な紛争ではなく米国の利益に根ざした外交政策の復活を推進する上で、重要な発言者となっている。・・・・
この動きの背後には相当な人数が関わっている。アメリカは現在、ヨーロッパ全域に推定12万8000人の兵士を駐留させており、その大部分はドイツが駐留している。ポーランド、イタリア、イギリスにも相当数の部隊が駐留している。
しかし、政治の風向きは変わりつつあり、それは当然のことだ。ポーランドのドナルド・トゥスク首相は最近、アメリカがウクライナの主要支援拠点からひそかに部隊を移転させたことを受け、国民の懸念を和らげようとした。しかし、今後の行方は明らかだ。
何十年もの間、ワシントンはヨーロッパにおける軍事負担の大半を担い、NATOの基本的な支出義務さえ果たさない一方で、しばしばアメリカ国民に説教する国々に資金を提供し、防衛してきた。国内の優先事項が膨れ上がり、国境危機が国内で発生する中、多くのアメリカ人、特にトランプ氏と同調するナショナリスト右派の人々は、なぜ自分たちの息子や娘が、自衛しようとしない国を守るためにいまだに海外に駐留しているのかと疑問を抱いている。・・・・