パリ大混乱:グリーンピース活動家が美術館からマクロン大統領の蝋人形を盗み、ロシア大使館前でパレード(動画)

THE GATEWAY PUNDIT Jun. 2, 2025 3:00 pmより:

パリでは、週末に行われたパリ・サンジェルマンの欧州チャンピオンズリーグ優勝を祝う「祝賀会」が大混乱に陥り、いまだに熱気がくすぶっています。このイベントは暴動へと発展し、2人が死亡、数百人が拘束される事態となりました。
では、この終末的な状況において、蝋人形に一体何の意味があるのでしょうか? 実のところ、大きな意味があります。というのも、蝋人形はフランスのエマニュエル・マクロン大統領を象ったものであり、まさに窮地に立たされた指導者にとって、最悪のイメージを与えているからです。

打撃は止まらない。極度の不人気を誇るマクロン氏は、休む暇もない。

マクロン大統領はキエフで、多くの人がコカインの袋だと疑うものを隠していたところを捕らえられ、ベトナムでは妻に平手打ちされ「負け犬」呼ばわりされ、トルコ大統領はアルバニアで気まずい状況に陥りながらも指を握りしめたまま…帰国した方がましだ、というわけだ。
マクロン大統領がフランスに着任するとすぐに、最新の世論調査で、フランス人の82%がマクロン大統領の任期は「失敗」だったと考えていることが明らかになった。
ですから、確かに、この時点で、彼の蝋人形盗難は大きな意味を持っています。
franceinfoは次のように報じた(フランス語からの翻訳)。
エマニュエル・マクロン大統領の蝋人形が、6月2日(月)の朝、パリ9区にあるグレヴァン美術館から盗まれた。franceinfoが事件関係者から入手した情報によると、この事件を受けてグリーンピースの活動家を名乗る男が盗難の疑いで訴えを起こした。franceinfoは月曜日の午後、事件関係者から2人が逮捕されたとの情報を得た。」
この大胆な行動の後、活動家たちは像の真の目的を明らかにした。彼らは像をロシア大使館前まで運んだのだ。
グリーンピースは声明で、フランスとロシアの経済関係に抗議するため、美術館から像を『借り受け』、ロシア大使館前に設置したと述べた。
グリーンピース・フランスの事務局長ジャン=フランソワ・ジュリアール氏は、「我々にとって、フランスは二重のゲームをしている」とし、「エマニュエル・マクロン大統領はこの二重の言説を体現している。彼はウクライナを支持しつつ、フランス企業にロシアとの貿易継続を促しているのだ」と述べた。

フランス最大の蝋人形館からマクロン大統領の像が盗まれたとメディアが報じた。
予備情報によると、博物館職員に扮した女性2人と男性1人が、蝋人形を非常口から持ち出し、駐仏ロシア大使館の建物に持ち込んだという。
その後、蝋人形の横にロシア国旗が掲げられ、ロシアとフランスの経済協力継続に反対するスローガンが書かれたポスターが掲げられた。
捜査の初期段階として、事件に詳しい情報筋がフランスインフォに語ったところによると、グレヴァン美術館を訪れていた観光客と思しき女性2人と男性1人が、美術館職員を装い、封印されていない蝋人形を盗んだという。情報筋によると、この蝋人形は4万ユーロ相当だという。犯人は非常口から逃げ出し、毛布の下に蝋人形を隠して逃走したという。