イラン、国連安全保障理事会に対し、イスラエルと米国を12日間の戦争の「開始者」として認定するよう要請
イランのアッバス・アラグチ外相がアントニオ・グテーレス国連事務総長に宛てた書簡で要請。
AA.com, 30.06.2025より:

イラン政府は日曜日、国連安全保障理事会に対し、イスラエルと米国を最近の同国への攻撃の「開始者」として認定するよう求めた。
「我々は安全保障理事会に対し、イスラエル政権と米国を侵略行為の開始者として認定し、賠償を含むその後の責任を両国に負わせるよう厳粛に要請する」と、アッバス・アラグチ外相は、準国営通信社タスニムが引用したアントニオ・グテーレス国連事務総長宛ての書簡で述べた。
「安全保障理事会は、国際平和と安全を維持するために、侵略者を責任追及し、このような凶悪かつ重大な犯罪の再発を防止すべきである」と書簡には記されている。
「侵略行為を命じた政治指導者や軍事指導者も、慣習国際法に基づき、国際侵略犯罪について個別に責任を負うことに留意すべきである。」
イスラエルとイランの間では、6月13日にイスラエルがイランの軍事施設、核施設、民間施設を空爆したことで12日間にわたる紛争が勃発し、イラン保健省によると、少なくとも606人が死亡、5,332人が負傷した。
米国はまた、フォルド、ナタンズ、エスファハーンにあるイランの核施設3カ所を爆撃し、紛争の激化を招いた。
エルサレムのヘブライ大学が発表した統計によると、テヘランはイスラエルに対し報復としてミサイルとドローンによる攻撃を開始し、少なくとも29人が死亡、3,400人以上が負傷した。
紛争は、米国主導の停戦協定が6月24日に発効し、終結した。