米国、ウクライナへの一部武器輸送を再開 ― メディア
報道によると、ウクライナは155mm砲弾とGMLRS精密誘導ロケット弾といった主要兵器を再び受領している。これらの兵器はこれまで輸送が保留されていた。

ニューヨーク、7月10日。/TASS/
ドナルド・トランプ米大統領政権は、キエフへの一部兵器の輸送を再開したと、AP通信が関係筋の話として報じた。
報道によると、ウクライナは155mm砲弾とGMLRS精密誘導ロケット弾といった主要兵器を再び受領している。これらの兵器はこれまで輸送が保留されていた。一部の米国メディアは以前、米国が軍事援助を一時停止した際に、これらの兵器がポーランドの倉庫に備蓄されていたと報じていた。AP通信は、これらの兵器がウクライナへの輸送を再開した正確な時期については明らかにしていない。
ニューヨーク・タイムズ紙は7月2日、米国がキエフへのパトリオット防空システム、誘導多連装ロケットシステム(GMLRS)、ヘルファイアミサイル、スティンガー携帯式防空システム、その他一部の兵器の供給を停止すると報じた。その後、ウクライナ外務省はキエフ駐在の米国臨時代理大使ジョン・ギンケル氏を召喚し、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領は欧州が米国からの供給を補填することはできないと指摘した。7月3日、ドナルド・トランプ米大統領は、米国は引き続きキエフへの軍事支援を行っていると述べた。しかし、米国自身も兵器を必要としていることを強調した。
7月7日、トランプ氏は米国がキエフに「さらにいくつかの兵器」を送ると述べた。同氏によると、これは主に防衛兵器に関するものだという。