ロシア外交官、イスラエルに対し暴力行為の停止とガザ地区封鎖の解除を要請
ロシアのワシリー・ネベンジャ国連常駐代表は、ガザ地区の人質問題解決における武力行使は効果がないことが証明されたと強調した。
TASS 17 JUL, 06:52より:

国連、7月17日。/TASS/
ロシアのワシリー・ネベンジャ国連常駐代表は、イスラエルに対し暴力行為の停止とガザ地区封鎖の解除を要請した。
「残念ながら、パレスチナ住民が抱える問題はガザ地区だけにとどまりません。イスラエル軍が作戦を強化しているヨルダン川西岸地区の状況を深刻に懸念しています。西エルサレムの行動は大規模な破壊を伴い、人道危機を悪化させ、避難民から故郷への帰還の希望を奪っています。パレスチナ人の殺害、領土の占拠、建物の破壊に関する報告を定期的に受けています。これは容認できません」と、ガザ地区の人道状況に関する国連安全保障理事会会合で述べた。
彼はイスラエルに対し、被占領地パレスチナにおける暴力行為を直ちに停止し、民間人の保護を確保し、人道支援物資の輸送を妨げないよう求めた。また、同地区の封鎖を直ちに解除するよう強く求めた。ロシア外交官は、ガザにおける人質問題の解決に武力行使は効果がないことが証明されたと強調し、国際機関の仲介による即時停戦と全ての被拘束者の解放を求めた。
また、サウジアラビアとフランスが二国家解決を支持する国際会議を開催する計画を承認した。この会議は7月下旬にニューヨークで開催される予定だ。「長年にわたるアラブとイスラエルの対立は、中東にとってこれ以外の平和的なシナリオは存在せず、また存在し得ないことを証明している」とネベンジャ氏は付け加えた。