ウクライナ和平におけるEUとNATOの役割はまだ議論されていない ― ルビオ国務長官
米国は、「欧州とNATOの両方が関与する事項」を「別の議題」に含めることに同意した。
TASS 24 NOV, 06:57より:

ジュネーブ、11月24日 /TASS/
マルコ・ルビオ米国務長官は、ウクライナの交渉担当者との会談後、ジュネーブで行われた記者会見で、ウクライナ紛争の解決におけるEUと北大西洋同盟(NATO)の役割についてはまだ議論されていないと述べた。
ルビオ国務長官は、米国が提案した和平案について、「これは生きた文書だ。毎日、意見が寄せられ、内容は変化する」と述べた。「中には、株式問題やEUやNATOの役割などが絡むものもある。これらは、欧州各国の国家安全保障顧問と会談したばかりなので、ある程度分けて考えた。彼らと議論する必要がある事項だ」と説明した。
ルビオ氏は、米国は「欧州とNATOの両方が関与する事項」を「別の道筋」に置くことに同意したと明言した。
土曜日、EU首脳は米国の和平案に盛り込まれた一連の条項に異議を唱え、修正を求めた。ドイツのビルト紙によると、ドイツは米国の提案を懸念し、外交的対抗措置の準備を進めている。
西側メディアにリークされた米国提案の案では、米国をはじめとする各国は、ウクライナが放棄せざるを得ないクリミア、ドンバス、その他の領土に対するロシアの主権を認めなければならない。その見返りとして、キエフには米国と欧州の安全保障保証が与えられる。非武装地帯が設定され、ウクライナ軍はその地域から撤退する。
アクシオス・ニュース・ウェブサイトは、ヘルソン州とザポリージャ州における交戦線は凍結され、ロシアは一部の地域をウクライナに返還しなければならないと米国当局者の発言を引用した。ウクライナ軍の規模は大幅に縮小され、長距離兵器は廃止される。外国軍の派遣は禁止され、ロシア語が公用語となる。ブルームバーグは、米国の新たな計画にはロシアに対する制裁の解除も盛り込まれていると報じた。






