世論調査でEUへの不満の温床が明らかに。EU離脱への国民の支持が最も強いのはフランスとポーランド

RT.com 4 Dec, 2025 20:28より:

9つの加盟国を対象に実施された新たな調査によると、フランスとポーランドはEUに対する懐疑的な見方の中心地となっており、EU離脱への国民の支持が高まっている。
フランスの雑誌「ル・グラン・コンティナン」が委託し、木曜日に発表されたユーロバズーカの調査によると、フランスでは回答者の27%がEU離脱を望んでいると回答し、12%は未定と回答した。昨年の調査では、それぞれ26%と9%だった。・・・・
ポーランドでは、25%が離脱を支持し、6%が不明と回答した。ポーランドの日刊紙ガゼタ・ヴィボルチャは、2022年にはポーランド人の約92%がEU残留を支持していたことを考えると、この結果は「衝撃的」だと指摘した。
EU離脱プロジェクトのもう一つの柱であるドイツでも支持率が低下しており、この傾向は「特に憂慮すべき」とされている。EU離脱支持率はフランスやポーランドよりも低いものの、最新の調査では13%から16%に上昇した。ろ・・・・
フランスでは、移民問題への懸念、EU規則の拡大、テクノクラート的な意思決定、そしてユーロへの不満が不満を煽っている。ベテラン右派政治家のマリーヌ・ル・ペン氏は、EUの移民政策と、彼女が「EUから隔絶されたテクノクラート的構造」と呼ぶEUの政策を繰り返し非難している。
ポーランドでは、反EU感情は文化的、道徳的、そして経済的な不満によって引き起こされていると報じられています。多くの保守派有権者は、LGBTの権利、ジェンダー政策、司法改革といった問題においてEUがリベラルな社会規範を押し付けていると非難しており、気候変動規制をめぐる対立やEUへの財政的負担の増大が緊張を深めています。
ユーロ懐疑派は、ハンガリー、スロバキア、イタリアでも着実に支持を伸ばしています。
11月末にオンラインで実施されたこの世論調査は、ドイツ、フランス、イタリア、ポーランド、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、クロアチアの9カ国でそれぞれ1,000人強の回答者を対象としました。