ドイツ首相、トランプ氏の国家安全保障戦略におけるEUグローバリズムへの反論は「受け入れられない」

THE GATEWAY PUNDIT Dec. 10, 2025 4:20 pmより:

フリードリヒ・メルツ

フリードリヒ・メルツ首相(彼の右派グローバリストで権威主義色が強まる政党は選挙で急落している)は、トランプ政権の新たな国家安全保障戦略(NSS)を今週、激しく非難し、その一部はヨーロッパの支配階級にとって「受け入れられない」と断言した。
ブラックロックの元幹部であるメルツ首相は、左派グローバリストのメディア「デア・シュピーゲル」のインタビューで表明したこの憤りは、戦略そのものよりも、ヨーロッパの安全保障の深刻化を浮き彫りにした。・・・・
メルツ氏は、ヨーロッパ諸国が反対意見を犯罪化し、国民を検閲する傾向を強めているにもかかわらず、「民主主義を救う」ためにヨーロッパは助けを必要としないと主張した。国家機関が野党と正面から対峙するのではなく、沈黙させ、排除しようとするドイツにおいて、彼の発言は空虚に響いた。
ドイツ政府は数ヶ月にわたり、現在国内で最も支持されている政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を標的とした権威主義的な戦術をエスカレートさせてきた。厳格な監視措置から財政的脅迫、政党員の立候補禁止に至るまで、ベルリンは真の敵は外国の脅威ではなく、国内の有権者であるかのように振舞っている。
メルツ氏は、ヨーロッパのグローバリストがウクライナにおけるトランプ大統領の和平努力をあらゆる面で妨害し続けているにもかかわらず、アメリカは「単独で」行動してはならず、ヨーロッパをパートナーとして扱うべきだと、傲慢にもワシントンに説教しようとした。
もちろん、メルツ氏と、マクロン氏、スターマー氏、マルク・ルッテ氏といったグローバリスト政権の仲間たちが言いたいのは、ヨーロッパは、ますます抑圧的で権威主義的、そして反ヨーロッパ的な政策姿勢に対するアメリカの批判を受けることなく、アメリカの保護を求めているということだ。
ワシントンの批判の中心にあるのは、ヨーロッパの検閲体制であり、NSSはこれを自由社会の基盤への直接的な攻撃と位置づけている。 EUのデジタルサービス法は、Xのようなアメリカのプラットフォームに巨額の罰金を科し、政治的反対意見を封じ込めるために利用されてきたが、ヨーロッパがテクノクラート的権威主義へと傾倒しつつある証拠として特に指摘されている。
もう一つの核心的な警告は、大量移民とそれが文明に及ぼす壊滅的な影響だ。国家安全保障局(NSS)は、現在の政策が続けば、ヨーロッパは一世代以内に「分からなくなる」と明言している。トランプ大統領も、ヨーロッパ大陸は文化の放棄と文明の消滅によって自らを危険にさらしていると発言した際に、この点を繰り返し強調した。・・・・
ワシントンとベルリンのこの衝突は、政策の相違ではなく、グローバリズムと反グローバリズムの衝突である。後者は国家主権、文化的自信、そして西洋精神の復活を求めているのに対し、前者は破綻したグローバリストの教義と官僚的支配に必死にしがみついている。・・・・・