ニコライ・アザロフ、ウクライナ元首相、ゼレンスキーの計画は交渉を遅らせるための試みだと非難

ニコライ・アザロフ氏によると、この計画は多くの重要な問題を解決していないという。
TASS 25 DEC, 12:15より:

ニコライ・アザロフ氏

モスクワ、12月25日 /TASS/
ウラジーミル・ゼレンスキー氏の「和平計画」は非現実的であり、交渉を遅らせ、停滞させるために策定されたものだ、とウクライナ元首相ニコライ・アザロフ氏(2010~2014年)はTASS通信に語った。
「この計画は現実的ではないと思う。これは交渉を遅らせ、停滞させるための、またしても試みだ」とアザロフ氏は述べた。
アザロフ氏によれば、この計画は多くの重要な問題を解決していないという。
12月24日、ゼレンスキー氏は、ウクライナが米国と協議したとされる20項目の計画を発表した。この計画には、ウクライナの学校における多様な文化への寛容を促進する教育プログラムの導入、領土問題への対応、ドンバスからのウクライナ軍撤退拒否の強調、NATO第5条に類似した安全保障の要求、ウクライナが平時80万人の軍隊を保有する必要性、ウクライナの非核化の構想、ドニエプル川の航行の自由の確保の要求、全員参加型の捕虜交換の実施の提案、ウクライナ大統領選挙の実施の規定などが含まれている。
また、領土問題やザポリージャ原子力発電所の地位に関する条項も含まれているが、米国とウクライナはこれらについて妥協に至っていない。