広島、イスラエルを日本「平和」会議に招待したことで「二重基準」と非難される
イスラエルのガザ戦争のさなか、原爆投下を受けた長崎市は、8月9日の同様のイベントにまだテルアビブを招待していない。
広島市は、原爆投下を記念する8月6日の年次「平和式典」にイスラエルを招待したことで「二重基準」だと非難されている。
この批判は、ウクライナ戦争をめぐってロシアとベラルーシが3年連続で式典への参加を禁じられていることを受けて、市住民や平和活動家から出されたと、東京の共同通信が月曜日に報じた。
広島は、テルアビブが年次「平和式典」への参加を表明したと発表し、参加予定の国の数は過去最高の115カ国に上った。
核保有国として広くみなされているイスラエルへの招待には、国際社会の反発が高まっているガザでの即時停戦の呼びかけも含まれていた。
「彼らは私たちの考えを真剣に考慮した上で参加してくれると信じている」と、市当局者は記者会見でイスラエルへの招待について語った。
核保有国のうち、英国とフランスが出席を予定しており、1945年8月6日と9日にそれぞれ広島と長崎に原爆を投下した米国についても手配が進められている。
中国はまだ招待に応じていない。
核兵器不拡散条約に署名していない他の核保有国のうち、インドは式典への出席に同意を示している。
一方、長崎市は「招待するかどうか」をめぐる議論が続く中、8月9日の式典にイスラエルを招待する予定だと述べている。・・・・
イスラエルは、即時停戦を求める国連安全保障理事会の決議を無視し、2023年10月7日のパレスチナ組織ハマスによる攻撃以来、ガザに対する残忍な攻撃を続けており、国際的な非難に直面している。・・・・
イスラエルは国際司法裁判所でジェノサイドの罪で告発されており、同裁判所の最新の判決では、5月6日の侵攻前に100万人以上のパレスチナ人が戦争から逃れるために避難していた南部の都市ラファでの軍事作戦を直ちに中止するよう命じられた。