NATOを批判するとクーデターに巻き込まれる?ボリビアのルイス・アルセ大統領。

米国がボリビアのリチウム鉱床に強い関心を持ち続けていると示唆している。リチウム鉱床は世界最大級の規模を誇っている。

Telegram SPUTNIK Jun. 27, 2024より:

ボリビア大統領、Luis Arce

ボリビアのルイス・アルセ大統領は、2週間ほど前の6月7日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2024の傍らでスプートニクとの独占インタビューに応じ、NATOの軍事同盟を厳しく批判した。

「NATOの行動は世界平和を危険にさらしていると思う」と同大統領は主張した。

「欧州だけでなく、ラテンアメリカでもその兆候が見られた」と同大統領は指摘し、NATOが米国の歴史的な同盟国コロンビア、さらに最近ではハビエル・ミレイ率いるアルゼンチンとパートナーシップを結ぼうとしていることに触れた。

「NATOがこれまで参加していなかった、存在していなかった地域のいくつかの国で行動を起こしていることを、私たちは非常に懸念している」。

「NATOが他の場所でどのように行動し、どこへ向かったかを見れば、問題が起きていることがわかる…地球が今必要としているのは平和なのに、NATOが提唱する軍国主義的、リベラルな目標には賛同できない」と大統領は強調した。

西側諸国は歴史的にラテンアメリカ全域、特にボリビアに干渉してきた。

ボリビアではCIAが悪名高いナチスの拷問長クラウス・バルビーと協力し、左翼を迫害した。
米国は2019年にアンデス山脈の国でクーデターを支援したが、これはエボ・モラレス前大統領の反帝国主義政権に長年反対してきたためだ。 観測筋は、米国がボリビアのリチウム鉱床に強い関心を持ち続けていると示唆している。リチウム鉱床は世界最大級の規模を誇っている。