NATO長官と欧州理事会議長がトランプ大統領のNATO発言を非難
欧州理事会会長「NATOの安全保障と第5条の団結に関する無謀な発言はプーチン大統領の利益にしかならない」
AA.com 11, 02, 2024より:
ブリュッセル
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は日曜日、NATOへの財政的義務を履行していない同盟国に対するロシアの攻撃には介入しないとのドナルド・トランプ前米大統領の発言に反応した。
ノルウェーのテレビ局TV2とのインタビューでストルテンベルグ氏は、「同盟国が互いに防衛しないといういかなる示唆も、我が国の安全を損なうことになる」と語った。
さらに「誰が大統領選挙に勝とうとも、米国はNATOの強力かつ献身的な同盟国であり続けると期待している」と付け加えた。
一方、ミシェル氏はXで「NATOの安全保障と第5条の団結に関する無謀な発言は、(ロシアのウラジーミル)プーチン大統領の利益にしかならない。それらは世界に更なる安全や平和をもたらさない」と述べた。
「それどころか、彼らは(EU)が戦略的自主性を早急にさらに発展させ、防衛に投資する必要性を改めて強調している。そして私たちの同盟を強く保つためです」と彼は付け加えた。
土曜日、トランプ大統領は米国サウスカロライナ州での演説で、大統領時代に、NATOに対する財政義務を履行していない同盟国に対するロシアの攻撃があった場合には介入しないと警告していたと述べた。