元CIA職員がボリビアのクーデター未遂の動機を説明

SPUTNIK Jun. 28, 2024より:

ボリビアのクーデター未遂は、今月初めにボリビアのルイス・アルセ大統領がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席したことの「直接的な影響」である可能性が高く、米国が関与していた可能性があると、元CIA諜報員で国務省職員のラリー・ジョンソン氏は語る。

「サンクトペテルブルク国際経済フォーラムのメインイベントでボリビアのアルセ大統領が[ウラジミール]プーチン大統領とともに目立つ存在だったことから、このクーデター未遂が3~4週間後に起こったというタイミングは[重要]だ」とジョンソン氏はクーデター未遂について言及する。「つまり、これはプーチン大統領と非常に近い関係にあった人物を追い詰め、その地位を奪うことで、さらに恥をかかせようとする試みだった可能性がある」。

「ボリビアやブラジルのような国がロシアや中国と同盟を組んでいると見られることはワシントンに拒否されており、それが問題視されている」と彼は付け加え、「米国とボリビア軍の関係はずっと昔から続いている」と指摘する。

それにもかかわらず、このアナリストは、ワシントンの「支配権を持ち、いかなる外部の影響も許さない」という願望はモンロー主義を思い起こさせると主張する。

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「実際、中南米のほとんどの国は、経済的にも軍事的にも米国にとって重要ではないというのが現実だ」と彼は言い、「これはすべて地政学の問題だ」と主張する。

今年6月26日、当時最高司令官の地位にあったフアン・ホセ・ズニガ将軍率いるボリビア軍の一団が、アルセ政権の転覆を試みた。クーデター未遂に終わり、ズニガ将軍は当局に逮捕された。