ニューヨークタイムズ編集委員会は、健康上の懸念でバイデンに大統領選からの撤退を促した

編集委員会は、ジョー・バイデン米大統領が再任の要求に応える能力があることをアメリカ国民に安心させることができなかったと主張している。

AA.com 29, 06, 2024より:

アンカラ

ニューヨークタイムズの編集委員会は、バイデン・トランプ両候補の第1回大統領選討論会でのパフォーマンスを受けて健康状態が懸念されているとして、ジョー・バイデン大統領に対し、次期大統領選から撤退するよう求めた。

「国に奉仕するため、バイデン大統領は選挙戦から撤退すべき」と題する論説で、同委員会は、バイデン氏はアメリカ国民に対し、次の任期の要求に応える能力があると再確認できなかったと主張した。

「しかし、有権者は、むしろ明白な事実を無視することはできない。バイデン氏は4年前の彼ではない」と記事は述べた。

論説では、討論会中にバイデン氏が2期目の計画を明確にし、共和党の対立候補ドナルド・トランプ氏の挑発に対抗するのに苦労したことを指摘した。

記事では、トランプ氏に代わるより強力な選択肢を提示できる、より説得力のある民主党指導者の必要性を強調し、バイデン氏に再選を目指さないと発表するよう促した。

バイデン氏の辞任を求めているにもかかわらず、委員会は、11月に最終的にバイデン氏とトランプ氏の2人に絞られた場合には、同氏を支持する意向を表明した。

バイデン氏とトランプ氏の第1回米大統領選討論会が批判を呼ぶ

2024年11月5日の大統領選挙を前に、バイデン氏とトランプ氏は木曜日、CNNで初の生中継討論会で対決した。バイデン氏のパフォーマンスは、2期目の年齢や適性に関する懸念を和らげることができず、討論会後に激しい批判を浴びた。

バイデン氏の辞任を求める声が高まる中、共和党代表のチップ・ロイ氏は、カマラ・ハリス副大統領に対し、内閣を招集して憲法修正第25条を発動し、大統領代行としての権限を行使するよう求める決議を提出した。

ロイ氏の決議では、バイデン氏は「大統領の権限と義務、とりわけ最高司令官の権限と義務を遂行できないことを繰り返し公に示した」としている。

憲法修正第25条によれば、副大統領と内閣の過半数は、大統領が「その職務と権限を遂行できない」と宣言し、副大統領に大統領代行の職務を与える投票を行うことができる。