ロバート・F・ケネディ・ジュニア、2024年大統領選への出馬を中止、ドナルド・トランプ氏を支持
「選挙勝利への現実的な道筋があるとはもはや信じていない」とケネディ氏は述べ、トランプ氏を支持
ワシントン
無所属の米大統領候補ロバート・F・ケネディ氏は金曜日、2024年の大統領選に向けた大方の予想を覆す選挙運動を終え、共和党候補ドナルド・トランプ氏への支持を表明した。
「私はドナルド・トランプ氏を支持する」とケネディ氏は米国南西部アリゾナ州フェニックスから国民に向けた演説で述べた。
「この容赦ない組織的な検閲とメディア統制を前に、選挙で勝利する現実的な道筋があるとはもはや信じていない」と同氏は述べた。
「ホワイトハウスへの現実的な道筋があると正直に伝えられないのに、スタッフやボランティアに長時間労働を続けるよう求めたり、寄付者に寄付を続けるよう求めたりすることは無恥ではいられない」と同氏は付け加えた。
「ほとんどの州で私の名前は投票用紙に残る。民主党が多数を占める青い州に住んでいるなら、(元)トランプ大統領や(民主党大統領候補の)ハリス副大統領に害を及ぼしたり助けたりすることなく、私に投票できる」と同氏は述べた。
ケネディ氏は、激戦州約10州で自分の名前を投票用紙から削除し、有権者に自分に投票しないよう促した。
ケネディ氏は、民主党を離れトランプ大統領を支持することになったのは、言論の自由、ウクライナ戦争、そして「子供たちに対する戦争」と彼が呼ぶ問題が3つあるからだと述べた。
同氏は、ジョー・バイデン大統領のロシア・ウクライナ戦争への対応を批判し、バイデン氏は2022年4月、ウクライナとロシアの代表団がイスタンブールで和平交渉を行った直後に、当時の英国首相ボリス・ジョンソン氏をロシアとの和平協定を「破棄」するよう派遣したと主張した。
同氏は、バイデン氏の目的はロシアの政権交代だと付け加えた。
金曜日の発表は、ケネディ氏の副大統領候補ニコール・シャナハン氏が火曜日、将来のトランプ政権でケネディ氏が果たす役割を「全面的に支持する」と述べた後に行われた。