キエフはNATOに加盟しない、あり得ない ― トランプ大統領特使

ドナルド・トランプ米大統領は先日、ウクライナ紛争はキエフのNATO加盟への野望によって引き起こされた可能性があると示唆した。
Tass, 19 APR, 22:24より:

ウクライナ・ロシア担当米大統領特使、キース・ケロッグ

ニューヨーク、4月19日 /TASS/
ウクライナはNATOに加盟しない。キエフのNATO加盟問題は議論されていないと、米国大統領のウクライナ・ロシア担当特使キース・ケロッグ氏は述べた。
「我々は非常に明確にしてきた。NATOは選択肢にない。キエフはNATOに加盟できない。これは今に始まったことではない。2008年にバーンズ大使がコンドリーザ・ライス国務長官に『これは行き過ぎだ』と発言して以来、我々はこの件について話し合ってきた」とケロッグ氏はFOXニュースで述べた。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領がウクライナのNATO加盟を望んでいるものの、決して実現しないと述べていた。また、ウクライナ紛争はキエフのNATO加盟への野望によって引き起こされた可能性を示唆した。
ブルームバーグが先に報じたように、ワシントンはパリで同盟国に対し、ウクライナ情勢の解決策に関する提案を提示した。提案には、キエフのNATO加盟に関する協議の拒否と、対ロシア制裁の緩和が含まれている。さらに、米国の草案では、ロシアによって解放されたすべての領土はロシアの管理下に留まると規定されている。これらの提案に関する協議は、来週ロンドンで継続される予定である。