ロシア・ウクライナ紛争で進展がなければ、米国は仲介役から退く:国務省

報道官、「ロシアとウクライナは紛争終結に向けた具体的な提案を提出する必要がある」と発言
AA.com, 29.04.2025より:

Tammy Bruce 国務省報道官

タミー・ブルース報道官は記者団に対し、マルコ・ルビオ国務長官から「この紛争を終結させる方法について、両当事者から具体的な提案を示す必要がある」と言われたと述べた。
「今後の進め方は、大統領(ドナルド・トランプ)の判断に委ねられています。進展がなければ、我々はこのプロセスにおける仲介役から退くことになります」とブルース報道官は述べた。
米政権がキエフとモスクワに停戦合意を迫る中、トランプ大統領、ルビオ上院議員、J・D・ヴァンス副大統領を含む高官らは、停戦離脱の脅しを1週間以上前から口にしてきた。
ロシアは月曜日、第二次世界大戦におけるソ連のナチス・ドイツに対する勝利を記念する準備として、5月8日から10日までの3日間の暫定停戦を一方的に宣言した。
しかし、トランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、敵対行為の恒久的な停止を求めている。
「またしても操作の試みだ。なぜか、誰もが5月8日まで停戦を待たなければならない。プーチン大統領(ロシアのウラジーミル・プーチン大統領)のパレードを静かにするためだ」とゼレンスキー大統領はテレグラムのビデオメッセージで述べた。
我々はパレードではなく、人命を大切にする。だからこそ、我々は、そして世界も、5月8日まで待つ理由はないと考えている」とゼレンスキー大統領は付け加えた。ゼレンスキー大統領は、いかなる停戦も一時的なものではなく、「安全かつ保証された状態を確保するために、少なくとも30日間は即時、完全かつ無条件で実施されるべきだ」と強調した。
「これこそが真の外交につながる基盤となる」と大統領は述べた。大統領はまた、ロシア軍がウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を継続していることにも言及した。