米下院、大規模減税・歳出法案を可決

下院は上院の修正案を承認し、218対214の賛成多数で「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法」を可決。トランプ大統領は金曜日に署名する見込み。
AA.com 04.07.2025より:

ワシントン
米下院は木曜日、大規模減税・歳出法案を可決し、ドナルド・トランプ大統領に送付し署名を求めた。
218対214の賛成多数で可決されたこの法案は、トランプ大統領の国内政策目標の多くを法制化する一方で、国の債務を3兆4000億ドル増加させる。
「今回の採決で賛成は218、反対は214。動議は採択された」とマイク・ジョンソン下院議長は述べた。
採択後、議場で議員たちは「USA」と叫んだ。
下院少数党院内総務のハキーム・ジェフリーズ氏が議場での審議中に法案反対の演説を行い、議場で最長の中断なしの演説記録を樹立した後、採決が行われた。ジェフリーズ氏は、ケビン・マッカーシー前下院議長の記録を8時間44分上回り、議場で最長の連続演説時間を記録した。
「この種の法案としては史上最大」
共和党のトーマス・マシー下院議員とブライアン・フィッツパトリック下院議員は、民主党議員全員と共に法案に反対票を投じた。この法案は、J・D・ヴァンス副大統領の決選投票により、火曜日に51対50で上院で可決された。
ヴァンス副大統領は、トランプ大統領の「One Big, Beautiful Bill(大きくて美しい一つの法案)」の成立を「全員」に祝福し、Xで「7月4日までに成立するかどうかさえ危惧した時もあった!しかし今、私たちは大規模な減税と国境警備に必要な財源を実現した。約束は果たされた!」と述べた。ワシントンD.C.を離れアイオワ州へ向かう途中、記者団に対し、トランプ大統領はジョンソン首相とジョン・スーン上院多数党院内総務に対し、法案可決を祝福した。
「この種の法案としては史上最大規模だ。この国は飛躍的な発展を遂げるだろう。本当に素晴らしい国になるだろう」とトランプ大統領は述べた。
大統領は、金曜日の現地時間午後5時(グリニッジ標準時21時)に法案に署名すると述べた。
「B-2、F-22、F-35がホワイトハウスの真上を飛ぶことになる…つまり、私たちの頭上を、あの美しい航空機が飛ぶ中で署名することになるのだ」と付け加えた。