ドイツはウクライナのNATO加盟を阻止するとNATO当局者が語る

ロシアとの戦争の可能性を懸念

THE GATEWAY PUNDIT Jul 11, 2023より:

テレグラフ紙の取材に応じたNATO当局者によると、ドイツはロシアとの現在進行中の紛争激化の潜在的リスクを理由に、ウクライナの差し迫った北大西洋条約機構(NATO)加盟に難色を示している。 NATOの匿名情報筋は、ウクライナに即時加盟を認めるという考えにドイツが不安を抱いていることを認めた。

7月11~12日にリトアニアのビリニュスで開催される2023年NATO首脳会議で、ドイツは他のNATO加盟国に対し、加盟の可能性について議論するのではなく、ロシアに対する防衛努力においてウクライナへの安全保障支援に焦点を当てるよう奨励すると伝えられている。

「ベルリンは、即時加盟を提案する見通しに対して冷淡な態度をとっている」と関係者はテレグラフに語った。

「ベルリンは実質的に加盟を阻止するための保証を策定するプロセスと時間を望んでいる・・・ベルリンはウラジーミル・プーチン大統領が第5条を試す可能性を望んでいない」と情報筋は付け加えた。

ドイツの懸念は、ロシアの侵略を引き起こし、NATO第5条の発動につながる可能性から生じている。

第 5 条の原則は、NATO 加盟国 1 国に対する攻撃は加盟国全体に対する攻撃とみなされるというものです。この原則はNATO同盟の基礎とみなされている。NATOの歴史の中でこの規則が発動されたのは、2001年9月11日の米国同時テロ攻撃後、一度だけである。

懸念されているのは、ロシアがこの条項を試し、全面戦争につながる可能性があることだ。

ジョー・バイデンもこうした懸念に同調し、「我々全員が戦争に参加し、ロシアと戦争に参加している」という状況を避けたいとの意向を表明した。

ポリティコ紙によると、バイデン氏はウクライナがNATO加盟する可能性について「時期尚早」と述べた。

バイデン氏はCNNのファリード・ザカリア記者とのインタビューで、「NATOの加盟国となる準備ができているとは思わない」と述べた。

「戦争の真っただ中の今この瞬間、ウクライナをNATO加盟国に加えるか否かについて、NATO内で全会一致があるとは思えない」と同氏は付け加えた。