アフリカにおけるフランスの影響力は急速に低下している

相次ぐ軍事クーデターの脅威にさらされ、パリと西側諸国はそのために戦うのか?

THE GATEWAY PUNDIT Aug. 30, 2023より:

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、終わりのない黄色いベストの行進から年金改革を巡る広範な抗議活動、そして大統領選後の警察が交通停止で十代の少年を殺害した衝撃的な人種暴動に至るまで、国家元首としての任期が混乱に見舞われているにもかかわらず、権力にしがみつく恐るべき能力を持っている。

外交政策に関しても、ウクライナ紛争の不毛な調停からBRICS会議を無視するまで、事態は同様に波乱万丈だった。

しかし、おそらくこの地域でのもっとひどい敗北は、西アフリカ、主に北のサハラ砂漠と南のサバンナの間の半乾燥地帯であるサヘル地域におけるフランスの影響力の完全な大失敗である。

現在、これと並行して、多くの旧植民地がパリの影響圏から離脱しており、この地域では戦争の恐ろしい予感が高まっている。

フランスの同盟国ナイジェリアが率いるECOWAS諸国がニジェールに「民主主義を回復する」ために介入すると誓う中、ガボンでもまたクーデターが起こり、別の国はフランスと断交しようとしているようだ。

ロイターは次のように報じた。
産油国ガボンの軍関係者らは、中央アフリカ州の選挙管理機関がアリ・ボンゴ大統領の3期目の当選を発表した数分後に、水曜日に政権を掌握し、アリ・ボンゴ大統領を自宅軟禁したと発表した。

軍を代表していると述べた警官らは、ボンゴ家の権力を半世紀以上延長することになっていた緊迫した投票の結果、選挙結果は取り消され、国境は閉鎖され、国家機関は解体されたとテレビで宣言した。」

西側諸国に衝撃を与えたこの動きに、ガボンの首都リーブルヴィルの街頭では数百人が軍の介入を祝った。

アフリカ連合、そしてもちろんガボンの旧植民地支配者であり、軍隊を駐留させているフランスもクーデターを非難した。

7月にニジェールで起きた最新の軍事クーデターに続き、ガボンで混乱が生じている。軍当局者はマリ、ギニア、ブルキナファソ、チャドでも権力を掌握した。・・・・

クーデターは、この地域におけるフランスの存在にさらなる不確実性をもたらした。ガボンには約350人の軍隊がいるが、パリ政府はクーデター後に軍隊を追放されたマリやブルキナファソと同じ運命に直面するのではないかと懸念している。

フランスの鉱山会社エラメットは、ガボンのマンガン鉱山の操業を停止したと発表しており、石油会社トータルエナジーとペレンコにも同じことが起こるのではないかとの懸念が高まっている。