最後通牒のゲーム:ニジェール、フランス軍に9月3日までに出国を要求
欧州連合が対応を検討中、パリは既に大使の撤退を拒否
THE GATEWAY PUNDIT Aug. 31, 2023より:
クーデター後のニジェールでは状況が進展する中、一進一退の「最後通牒」ゲームが行われており、要求のほとんどが反対派によって無視されている。紛争から得られた最後の重要なニュースは、ニジェール軍事政権が現在、国内に駐留している1,500名と伝えられる全フランス軍の完全撤退を要求していることだ。
タス通信は次のように報じた。
「ニジェールのクーデター指導者らが設立した祖国防衛国家評議会は、フランスに対し、9月3日までに同国から軍隊を撤退させるよう要求した[…]。評議会の代表は、フランスには国軍を撤退させるために30日間の猶予が与えられていると繰り返した。その期限は9月3日に終了します。
同テレビ局は、ニジェール国民の間でフランス軍の駐留に対する不満が高まっていると伝えた。スカイニュース・アラビアによると、軍隊をニジェールから撤退させるために、首都ニアメのフランス基地への食糧、電力、水の供給を遮断するよう政府に求める声が上がっている。」
これは、クーデター指導者がフランスとのすべての軍事協定を停止したとの報道の直後に発表された。
スプートニクは次のように報じた。
「ニジェール国土防衛国家評議会(CNSP)は、フランスとの安全保障および軍事協定をすべて破棄すると発表した。[…]さらに、ニジェール軍指導者らは、バズーム大統領が失脚し、護衛に拘束されたクーデターを受けて、7月27日以来課されていた外出禁止令の解除を発表した。」
ニジェール外務省は先週、別の最後通告として、シルヴァン・イッテフランス大使に対し、48時間以内に出国するよう指示した。
大使追放の決定は、「ニジェールの利益に反する」フランス政府の行動への対応であった。
パリはニジェールの大使要請を認めたが、反政府勢力にはそのような決定を下す権限はないと答えた。
軍隊の撤退要請も無視されるのは当然であり、状況は軍事衝突に向けて準備される。
ニジェール軍事政権メンバー側も、地域ブロックECOWAS諸国が、追放したバズーム大統領の復職を要求した最後通告を無視した。・・・・
以下略