米国のトップ外交官ブリンケン氏がアッバス氏と会談、パレスチナ国家の在り方について議論
米国務長官は、10月7日にガザ戦争が始まって以来4度目となる同地域への訪問で、占領下のヨルダン川西岸を訪れた。
ALJAZEERA 10, Jan. 2024より:
アントニー・ブリンケン米国務長官は、占領下のヨルダン川西岸地区ラマラでパレスチナのマフムード・アッバス大統領と会談し、両首脳はパレスチナ国家樹立に向けた措置を含むガザの戦後計画について話し合った。
水曜日の訪問は、10月7日にイスラエルによるガザ戦争が始まって以来、米国のトップ外交官の同地域への4度目の訪問の一環として行われた。会談後、ブリンケン氏はバーレーンをサプライズ訪問し、アッバス氏はヨルダンで近隣諸国の指導者らと会談した。
ブリンケン氏のラマッラ到着は、「大量虐殺をやめろ」「パレスチナを解放せよ」「ブリンケンは出て行け」などと書かれたプラカードを掲げた抗議活動参加者らの出迎えを受けた。 暴動鎮圧服を着たパレスチナ治安部隊と乱闘する者もいた。
米国務省の声明によると、ブリンケン氏はガザでの「民間人被害を最小限に抑え」、包囲された飛び地内での援助物資の提供を増やす取り組みについて話し合ったが、この点は前日のイスラエル訪問中に同氏が述べたものだった。
同氏はまた、パレスチナ国家への支持を表明し、パレスチナ自治政府(PA)の「行政改革」を奨励したと国務省は付け加えた。PAによると、アッバス首相はブリンケン首相に、パレスチナ人はガザやヨルダン川西岸から避難すべきではないと語ったという。
一方、ハマスはブリンケン氏の同地域訪問を拒否した。 「訪問の目的は占領の安全を支援することでした。 イスラエルとアメリカ人の間に違いはない」とハマスの幹部サミ・アブ・ズーリ氏はロイター通信に語った。
ハマスは声明で、米当局者の「イスラエル占領軍によるパレスチナ民間人に対する大量虐殺を正当化しようとする試みは、ガザの子供、女性、高齢者の血を流した犯罪的占領から手を洗おうとする惨めな試みである」とも述べた。
3カ月間の戦争で、ガザ地区の2万3000人以上のパレスチナ人がイスラエル軍の砲撃で死亡した。 この戦争は、ガザを統治する組織ハマスの戦闘員がイスラエル南部のコミュニティを攻撃し、約1,200人が死亡した後に始まった。
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