紅海攻撃のさなか、米国と英国がイエメンのフーシ戦闘員を攻撃
米英軍はイエメンのフーシ派戦闘員に対し、武器庫や防空施設、兵站施設を標的に空爆、船舶攻撃、潜水艦攻撃を開始した。
イエメン攻撃は「ひどい間違い」:元米国当局者
元イエメン駐在米国公使副次長のナビル・クーリ氏は、イエメンへの攻撃は「米国外交の失敗」であると述べた。
クーリ氏は、紅海の状況は激化しており、フーシ派が船舶を攻撃し、イスラエルにミサイルを発射しており、イエメン反政府勢力は、イスラエル軍によるガザ地区への継続的な軍事攻撃への対応だと主張していると述べた。
米国と英国によるイエメンのフーシ派標的への爆撃により、バイデン政権は事実上「ガザ戦争への直接参加者」となったとクーリ氏はアルジャジーラに語った。
「これはここからエスカレートする可能性がある」と彼は言った。 「これはひどい間違いだと思う。フーシ派を阻止するためにもっと良い努力があったはずだと思う・・・米国と英国がこれでフーシ派を黙らせられると考えているなら、彼らは別のことを考えていると思う。」
フーシ派当局者は、空爆がイエメンの首都サナア、サアダ、ダマルの各都市を襲ったと発表
フーシ派当局者はロイター通信に対し、イエメンの首都サヌアやサアダ市、ダマル市、ホデイダ行政区など全国各地で「襲撃」が標的にされたことを認め、これを「アメリカ・シオニスト・イギリスによる侵略」と呼んだ。
バイデン氏、「イエメンの標的の数」に対する攻撃を認める
ジョー・バイデン米大統領は、今回の攻撃は「世界で最も重要な水路の一つで航行の自由を危険にさらすために反政府勢力フーシ派が利用したイエメンの多数の標的」を標的にしたと述べた。
ホワイトハウスが共有した声明の中で同氏は、これらの計画は「英国と協力し、オーストラリア、バーレーン、カナダ、オランダの支援を受けて」実施されたと述べた。
「これらの標的を絞った攻撃は、米国と我が国のパートナーが我が国の人員への攻撃を容認したり、世界で最も重要な商業航路の一つにおける航行の自由を敵対者が危険にさらすことを容認しないという明確なメッセージである」と同氏は述べた。
「私は必要に応じて国民と国際商取引の自由を守るため、さらなる措置を躊躇なく指示するつもりです。」