EUのボレル氏、ラファ襲撃への懸念の中、米国がイスラエルへの武器供与をやめるよう示唆

ジョセップ・ボレル氏は、イスラエルがラファ攻撃を継続すると誓う中、ガザでは「あまりにも多くの人々」が殺害されていると述べた。
ALJAZEERA 12, Feb. 2024より:

欧州連合(EU)のジョゼップ・ボレル外交政策責任者は、ガザ地区で「あまりにも多くの人々」が殺害されているとして、イスラエルの同盟国、主に米国に対し、イスラエルへの武器送付をやめるよう要請した。

ボレル氏は月曜日、イスラエルの軍事行動は「行き過ぎ」だったという先週のジョー・バイデン米大統領のコメントを指して、「あまりにも多くの人が殺されていると思うなら、多くの人が殺されるのを防ぐために提供する武器を減らすべきかもしれない」と述べた。

「それは論理的ではありませんか?」 同氏はブリュッセルでの記者会見で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)長官のフィリップ・ラザリーニ氏とともに、イスラエルが辞任の圧力をかけているのは誰なのかと尋ねた。

「世界中の最も著名な指導者や外務大臣が、あまりにも多くの人が殺されていると言っているのを何度聞いたでしょうか?」 ボレルは尋ねた。

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「国際社会が、これが虐殺であり、あまりにも多くの人が殺されていると考えるのであれば、おそらく武器の供与について考えなければならないだろう」とボレル氏は付け加えた。

EUの首席外交官はまた、ガザ都市ラファに避難している100万人以上のパレスチナ人は、そこで計画されているイスラエルの軍事作戦に先立って「避難」する必要があるというイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の命令を非難した。

「彼らは避難するつもりですが、どこに避難しますか? 月へ? この人たちをどこに避難させるつもりですか?」 ボレルは尋ねた。 ボレル氏がガザ南部ラファ市への侵攻に懸念を表明したのはこれが初めてではない。同氏は日曜日、そこでの襲撃は「言語に絶する人道的大惨事」と隣国エジプトとの深刻な緊張につながるだろうと述べた。・・・・