南アフリカ、ICJにイスラエルによる計画されたラファ攻撃への行動を検討するよう要請

世界裁判所は、避難民がひしめくガザ市への攻撃に先立ち、追加の緊急措置を命令するよう求めた。
ALJAZEERA Feb. 13, 2024より:

ガザ地区南部のラファでイスラエル軍の砲撃による被害を視察する人々

南アフリカは、ガザ地区での攻撃を人口密度の高い南部都市ラファにまで拡大するイスラエルの計画について、パレスチナ人を保護するために追加の緊急措置が必要かどうかを検討するよう世界裁判所に要請したと発表した。

国際司法裁判所(ICJ)は先月、南アフリカが起こした訴訟でイスラエルに対し、包囲されたガザ地区でイスラエル軍がパレスチナ人に対して大量虐殺を行うのを阻止するために、できる限りのあらゆる措置を講じるよう命じた。

イスラエルはガザ攻撃に関連した大量虐殺疑惑をすべて否定し、国際法を尊重し、ガザを統治する組織ハマスから身を守る権利があるとして、裁判所に対し訴訟を全面的に棄却するよう求めた。

イスラエルは、10月7日にハマスの戦闘員がイスラエルを攻撃して以来、飛び地の大部分を荒廃させた攻撃から100万人以上のパレスチナ人が避難を求めているラファへの地上攻撃を拡大する計画であると述べた。

「昨日(月曜)裁判所に提出した要請書の中で、南アフリカ政府は、イスラエル国が発表したラファに対する前例のない軍事攻撃がすでに大規模な軍事攻撃を引き起こしており、今後もさらなる大規模な軍事攻撃を引き起こすことを深刻に懸念していると述べた」 殺害、危害、破壊だ」と南アフリカ大統領府は声明で述べた。

「これは、ジェノサイド条約と1月26日の裁判所命令の両方に対する重大かつ取り返しのつかない違反となるだろう。」

ハーグに本拠を置くICJからは直ちにコメントは得られていない。

過去の事例では、現場の状況が変化した際にICJが追加の緊急措置を認めることもあった。