ドイツ議会、ウクライナへのトーラス・ミサイル配備を再び拒否
中道右派のCDU(キリスト教民主同盟)/CSU(キリスト教社会同盟)連合が提案、ショルツ首相率いる社会民主党、緑の党、自由民主党の議員が否決。
AA.com 22, 02, 2024より：
ベルリン
キエフと同盟国から武器供与を強化するよう圧力が強まっていたにもかかわらず、ドイツ議員らは木曜日、ウクライナへの長距離トーラス・ミサイル供与に関する動議を否決した。
この動議は中道右派のCDU/CSU連合が提出したもので、議員181人が賛成したが、議員480人が反対票を投じ、5人が棄権した。
これは、キリスト教民主党（CDU/CSU）が先月同様の動議を否決した後、ドイツの先進兵器システムと長距離ミサイルのウクライナへの納入に対する支持を構築する2度目の試みとなった。
オラフ・ショルツ首相はこれまでのところ、トーラス・ミサイルがロシアの目標を攻撃するために使用され、ドイツが紛争の当事国になることを懸念し、ウクライナへのトーラス・ミサイルの配備には慎重だった。
木曜日、ショルツ氏率いる社会民主党（SPD）とその連立パートナーである緑の党と自由民主党（FDP）の議員らはCDU/CSUの動議に反対票を投じた。
議会国防委員長を務める自由党の政治家マリー＝アグネス・ストラック＝ツィマーマン氏は、動議に賛成票を投じた唯一の連立議員だった。
「適切なタイミングで正しいことをしなかったとして、いつか非難されるのは嫌だ」と彼女は議会での討論中に述べ、ウクライナ軍の能力を強化するためにトーラス・ミサイルの配備を求めた。
彼女は、「ウクライナには時間がなくなりつつある」と警告し、キエフはロシアの攻撃に対抗するために、より即時的な軍事火力を必要としていると警告した。