マクロン大統領、ウクライナ派兵に関する発言でフランス野党から非難の的に

マクロン大統領はまた、ウクライナとの安全保障協定について議会審議を行うよう政府に要請。
AA.com 27, 02, 2024より:

国民集会の党首マリーヌ・ルペン

アテネ
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は火曜日、ウクライナへの派兵は「排除できない」と述べた後、左右双方の野党勢力からの砲火に直面した。

極右国民集会の党首マリーヌ・ルペンはXで次のように述べた。「数千万人のフランス国民は現在、エマニュエル・マクロン大統領が行った、フランスのウクライナへの軍隊派遣の可能性を排除しないとの発言を非常に心配している」

さらに彼女はこう付け加えた。「エマニュエル・マクロンは非常に軽率に戦争について語ります。戦争は国にとって起こり得る最悪の出来事だということを思い出させてください。そして私たち全員がそれを覚えておくべきです。」

同様に、左翼フランス・アンボウドの指導者ジャン・リュック・メランションも『X』で次のように述べた。ロシアとの戦争は狂気の沙汰だろう。核保有国による別の主要核保有国に対するこの好戦的な言葉のエスカレーションは、すでに無責任な行為である。」

さらに、「相互安全保障条項を盛り込んだウクライナ和平交渉をする時期が来た!」と付け加えた。

これに関連してフランス大統領府は、マクロン大統領が2月16日のウクライナとの二国間安全保障協定とウクライナ情勢について議会で宣言し、その後討論と採決を行うよう政府に求めたと発表した。

月曜、ウクライナを支持するパリでの首脳会談後、マクロン大統領は次のように述べた。「地上軍が正式に受け入れられ、承認された方法で配備されるべきだというコンセンサスは今日存在しない。しかし、何も除外されるべきではありません。」

さらに「ロシアがこの戦争に勝てないようにするために必要なことはすべてやる」と付け加えた。

また月曜日、スロバキアのロベルト・フィコ首相は、ウクライナ紛争の激化について警告した。

フィコはブラチスラバでメディア代表に対し、NATOと欧州連合の一部加盟国が自国の兵士をウクライナに派遣することを検討していると述べた。

フランス軍をウクライナに派遣すれば、NATO兵士がロシア軍と対峙することになり、戦争が急激に激化する危険がある。