国連専門家、ラファからの立退き命令は国際法違反になると語る
「イスラエルがガザの生存人口の70%近くにとって唯一の避難場所であるラファにまで(立退き)命令を拡大するつもりだと聞いて愕然としている」とポーラ・ガビリア・ベタンクールは語る。
A.com 07, 03, 2024より:
ロンドン
国連専門家は水曜日、ガザ戦争と強制退去政策をめぐりイスラエルを非難し、南部の都市ラファからの立退き命令は国際人道法の重大な違反になると述べた。
国内避難民の人権に関する国連特別報告者のポーラ・ガビリア・ベタンクール氏は声明で、「ガザ攻撃から5カ月、イスラエルは包囲された地域で民間人を保護するという主張に対する一切の信頼を失った」と述べた。
ガビリア・ベタンクール氏は、イスラエルの避難命令はガザの人々をより安全にするものではなく、むしろ民間人を強制的に移送し、「住めない状況」に閉じ込めるために利用されていると語った。
「イスラエルがこれらの命令を、ガザ地区の生存人口の70%近くにとっての唯一の避難場所であり、人道支援の唯一の機能的な入り口であるラファにまで拡大するつもりだと聞いて愕然としている」と彼女は述べた。
彼女は、ラファはすでにイスラエル軍による定期的な攻撃を受けているが、全面的な地上攻撃は「想像を絶する苦しみ」につながるだろうと述べた。
「ガザの残りの地域が廃墟となっている現在の状況下でラファに強制される避難命令は、国際人道法および人権法への重大な違反となり、人々は食糧、水、食料を奪われ、確実に死に至る状況に避難することを強いられるだろう- 医療と避難所」と彼女は付け加えた。
イスラエルによるガザ攻撃により避難を余儀なくされた約150万人のパレスチナ人が、敵対行為からの避難を求めてラファに閉じ込められている。
イスラエルによる同市への攻撃計画の報告は国際的に警鐘を鳴らしており、多くの国が作戦の自制や中止を求めている。
ガビリア・ベタンクール氏はまた、援助を求める民間人への攻撃など、人道援助を「妨害し武器化」しようとするイスラエルの継続的な取り組みを非難した。・・・・・