ガザ北部で差し迫った飢餓は「完全に人災」だと国連が発表
イスラエルによるアル・シファ病院襲撃の際に逮捕され、殴打されたイスマイル・アル・グール(アルジャジーラのジャーナリスト)は、目隠しをされ、手を縛られていたと語った。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ガザ北部の飢餓を防ぐための即時行動を呼び掛け、この災害を「完全に人為的」と表現した。
アルジャジーラのジャーナリスト、イスマイル・アル・グール氏がイスラエルによる12時間の拘留を経て釈放された。 イスラエル軍はガザ市のアル・シファ病院襲撃中に彼を拘束した際、激しく殴打した。
アルグールさんは、イスラエル軍が恐怖を煽るために拘束者の近くで発砲したため、目隠しをされ手を縛られ、12時間うつぶせにさせられたと語った。
人権団体ジャーナリスト保護委員会(CPJ)がこの事件を、イスラエルによるアル・シファ病院への襲撃を隠蔽するための「意図的な試み」であると主張する中、国連はアル・グール逮捕後のジャーナリストへの嫌がらせに「反対する」と述べた。
10月7日以来、イスラエルによるガザ攻撃で少なくとも3万1726人のパレスチナ人が死亡、7万3792人が負傷した。10月7日のハマスの攻撃によるイスラエルの修正死者数は1139人で、数十人が捕虜となっている。