NATO長官、同盟関係はウクライナの加盟に向けた「道を固める」ために努力すると語る

ウクライナの戦場の状況は困難であり、支援を縮小するのではなく強化すべき議論であるとイェンス・ストルテンベルグ氏は語る。
AA.com 04, 04, 2024より:

Jens Stoltenberg

ジュネーブ

NATO長官は木曜日、同盟は加盟に向けて「ウクライナの道を固める」ことに取り組んでいると述べ、2年に及ぶロシアとの戦争のさなか、キエフへの支援を継続するというNATOのコミットメントを繰り返した。

イェンス・ストルテンベルグ氏はNATO・ウクライナ評議会の開会の挨拶で、「ロシアの残忍な対ウクライナ戦争は3年目に入り、ウクライナが自由のために戦い続ける中、同盟国はウクライナを支援し続けている」と述べた。

同氏は「戦場の状況は厳しい」と述べ、「これは支援を強化すべき議論であり、規模を縮小すべきではない」と強調した。

最後の発言は米国に向けられたものかもしれないが、米国では議会共和党によって何ヶ月も援助が差し止められており、ウクライナ軍が不利な状況にあると伝えられている。

ストルテンベルグ氏によると、理事会ではメンバーらはウクライナに対するNATO支援を強化する方法など、ウクライナの緊急の実務的・政治的ニーズに取り組む予定だという。

「(昨年ビリニュスで行われた)首脳会談で、我々はウクライナをNATOに近づけるための一連の措置に合意した。そしてワシントン首脳会談の準備をしながら、我々はウクライナのNATO加盟への道を固めるために協力している」と述べた。 これはウクライナの安全にとって重要であるだけでなく、加盟国の安全にとっても重要であると付け加えた。

伝えられるところによると、ロシアはウクライナがNATOに加盟することを恐れて対ウクライナ戦争を始めたが、戦争が始まって以来、同盟のランクはフィンランドとスウェーデンを加えて30カ国から32カ国に拡大した。 NATO加盟国への攻撃はNATO加盟国すべてへの攻撃とみなされるため、戦争が続く限りウクライナがNATOに加盟することは問題となるだろう。