イラン、イスラエルに軍事的対応を警告
イラン国連大使「イスラエルは我々の二度目の報復がどうなるかを知っている」
アンカラ
イラン国連常任代表アミール・サイード・イラヴァニ氏は日曜、イスラエルに対し報復の可能性について厳しい警告を発した。
イラバニ氏は、国連安全保障理事会での緊急会合を受け、イスラエルは軍事行動を控えるべきだと警告した。
同氏はスカイニューステレビとのインタビューで、イラン攻撃に対するイスラエルの対応の脅しを「単なるレトリック」と一蹴した。
同氏は、イランの次の報復はより「決定的」なものになると強調し、イスラエルはその結果をよく認識していると述べた。
イラバニ氏は「イスラエルは我々の二度目の報復がどうなるかを知っている」と警告を繰り返して締めくくった。
イランとイスラエルの緊張
4月1日、イスラエルはダマスカスにあるイラン総領事館の建物を空爆した。この攻撃により、将軍2名を含むイラン革命防衛隊の隊員7名が死亡した。イラン政府当局者らは鋭い反応を示し、「断固たる対応」を誓った。
イランはイスラエルの総領事館襲撃は自国領土への攻撃に相当し、報復すると発表した。
イスラエルもイランの攻撃に対抗すると表明していた。
土曜日遅く、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、4月1日のダマスカスのイラン総領事館襲撃への報復として、イスラエルに向けて無人機とミサイルの集中砲火を発射した。
いくつかの未確認の報告によると、革命防衛隊は数時間続いた攻撃で300機以上の無人機とミサイルを発射したが、その多くはイスラエルの防空システムによって迎撃された。
しかし、革命防衛隊司令官ホセイン・サラミ大将は日曜朝、テヘランで記者団に対し、作戦は予想以上に成功したと語った。
一方、イスラエルが報復を決定するのではないかとの憶測が飛び交っており、専門家らはそれが全面的な地域戦争を引き起こす可能性があると考えている。