ロシアのプーチン大統領、緊張が高まる中イランのライシ氏との通話で自制を促す

イスラエルがイランのミサイルとドローン攻撃への対応を検討する中、ロシア大統領がコメント。

ALJAZEERA 16, Apr. 2024より:

首脳らは、今月初めにイスラエルがシリアの首都にあるイラン総領事館を攻撃したことを受け、クレムリンが「イランがとった報復措置」と呼んでいるものについて話し合った。

イランの前例のない週末の無人機とミサイル攻撃に対するイスラエルの対応を検討する中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は自制を呼び掛けた。

プーチン大統領は火曜日、イランのエブラヒム・ライシ大統領との電話会談でこの発言を行った。首脳らは、4月1日にシリアの首都ダマスカスにあるイラン総領事館をイスラエルが攻撃したことを受け、クレムリンが「イランがとった報復措置」と呼んだ内容について話し合った。

クレムリンによると、プーチン大統領は中東に壊滅的な結果をもたらす新たな対立を引き起こすような行動を自制するよう各国に要請した。

イランは土曜日遅く、2人の将軍を含むイスラム革命防衛隊の将校7人が死亡したダマスカスでのイスラエルの攻撃に応じて数百機の無人機とミサイルをイスラエルに発射した。

プーチン大統領は、イラン攻撃に関する初めての公の場でのコメントの中で、中東における現在の不安定の根本原因はイスラエルとパレスチナの紛争が続いていることにあると述べた。

クレムリンは「ウラジーミル・プーチン大統領は、すべての当事者が合理的な自制を示し、地域全体に壊滅的な結果をもたらす新たな対立を阻止するよう期待を表明した」と述べた。

クレムリンは「エブラヒム・ライシ氏は、イランの行動は本質的に強制的かつ限定的なものであると指摘した」と述べた。「同時に、イラン政府は更なる緊張の高まりに無関心であることを強調した。」

ライシはプーチン大統領に感謝する。
イラン大統領府によると、ライシ氏は、イスラエルに対するイランの対応に対するロシアの立場に感謝し、国際社会の無策と一部の西側諸国の破壊的な役割により、イランは最近の作戦を実行せざるを得なくなったと述べた。