「EU指導部は去らなければならない」:ハンガリーのオルバン首相

「ブリュッセル占拠」を掲げて欧州選挙キャンペーンを開始。
THE GATEWAY PUNDIT Apr. 19, 2024より:

欧州は6─9日に行われる欧州議会選挙に向けて揺れている。

旧大陸全土の世論調査では、右翼、国家主義者、ポピュリスト勢力の大躍進が予測されており、リベラル・グローバリスト政権はパニックに近い状態に陥り、票を不正操作する方法を見つけようとしている。

保守党の擁護者、ハンガリーのヴィクトール・オルバン首相は今日(19日)、現在の欧州指導部が権力を維持した場合、大陸が武力紛争の危機に瀕するという厳しい状況を描いた。

オルバン首相はEU選挙に向けた党のキャンペーン開始の演説で、EU諸国の指導者らに「衛兵交代」を呼びかけた。

同氏はハンガリーの首都ブダペストで開かれた非公開のイベントで、フィデス党のメンバーらと講演した。

同氏は、EU加盟国をウクライナ戦争に積極的に参加させた「抑圧的な勢力」と呼んだEU指導部を激しく非難した。

AP通信は次のように報じた。

「『彼らはこの戦争を自分たちの戦争だと考えており、あたかも自分たちの戦争であるかのように戦っている』とオルバン首相はEU指導者について語った。EU加盟国のうち、ウクライナ戦争に兵士を派遣した国はない。

オルバン首相は「ブリュッセルの指導部は去らなければならない」と語った。「もう一度チャンスを与える価値はない。ブリュッセルには変化が起こるはずだ」・・・・・

「法の支配と汚職の懸念」、つまりグローバリストの政策に屈しないことを理由に、EUはハンガリーから数十億ユーロの資金を差し止めている。

「約15分間続いたオルバン首相の演説は、移民の拒否、LGBTQ+の権利に対する敵意、そしてEUがハンガリーに自らの意志を押し付けようとしてきたという主張など、彼が長年にわたってキャンペーンを展開してきたテーマに大きく依拠していた。

「我々はブリュッセルを占領し、ブリュッセルの官僚を押しのけ、問題を我々自身の手で解決しなければならない」と彼は述べ、拍手に応えた。

ハンガリーを14年間統治してきたオルバン氏は、戦争を支援するためにウクライナに資金や武器を供給する政府を批判している。

彼はこれらの国々を「戦争推進国」と呼び、彼の政府をEUの中で唯一平和を支持する政府と描いている。

「EUの現在の指導力が維持されれば、そのマニフェストには『ヨーロッパは戦争に突入し、移民の波がヨーロッパ諸国を破壊し、ジェンダープロパガンダが子供たちの未来を台無しにするだろう』と書かれている。」