ラヴロフ外相、欧州は軍拡競争をエスカレートさせるために「ロシアの脅威」という「神話」を利用している

ロシア外相、ロシアと西側諸国の軍事・政治対立の急性期が「本格化」していると発言。

AA.com 18, 05, 2024より:

モスクワ

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は土曜日、西側諸国は軍拡競争をエスカレートさせ「核要素を伴う欧州軍事同盟」を形成するために、仮想のロシアの脅威という神話を利用していると述べた。・・・・

同外交官は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が欧州での反ロシア運動の先頭に立っていると強調し、「エマニュエル・マクロン氏は先日のインタビューで、パリとベルリンが常にロシアを主要な脅威と見てきたことを認めた」と語った。

ロシアは安全保障と戦略的安定に関して西側諸国との対話に引き続き応じるが、それは双方の利益が考慮される場合に限られる、と同氏は主張した。

「強大な立場や自分だけの排他的な立場からではなく、あくまで対等な立場で、互いの利益を尊重してこそだ」と同氏は強調した。・・・

ウクライナ情勢に目を向けると、ラヴロフ外相は、ロシアはこの国の利益を守ると述べ、スイスでのウクライナ人の和解に関する今後の首脳会談には「見通しがない」と批判した。

西側諸国によるウクライナへの長距離武器供給の増大について、ロシアは平和的解決に向けた真剣な対話への準備が整っていないことの表れだとみなしている、と同氏は付け加えた。

これは彼らが戦場での対決を支持する選択をしたことを意味する」と彼は言った。

現在の状況を踏まえると、この分野における地域同盟は相互不可分の安全保障の原則に基づいて確立されており、ロシア政府はユーラシアから世界安全保障を形成することがより適切な選択肢であると考えている、と同氏は述べた。

この考えは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の今週の中国訪問中に、習近平国家主席も含めて議論されたと同氏は述べた。