120以上の権利団体が米大統領にICCの独立性を尊重するよう要請

団体は米政府に対し、裁判所関係者を制裁するという米議員らの脅迫を拒否するよう求めている。

AA.com 23, 05, 2024より:

イスタンブール

合計121の人権団体と市民社会団体がジョー・バイデン米大統領に対し、国際刑事裁判所(ICC)の独立性を尊重し支持すること、裁判所職員に対して脅迫した制裁を拒否することを求めた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチやアムネスティ・インターナショナルを含む団体は、木曜日にバイデン氏に宛てた書簡の中で、重大な国際犯罪に対する正義の確保におけるICCの役割を強調した。

彼らはバイデン政権に対し、ガザ地区での戦争犯罪で告発されたイスラエル高官らに対する逮捕状が請求された場合、ICC職員に制裁を与えると一部米国議員が最近脅迫したことを非難するよう求めた。

「これらの呼びかけに応じて行動することは、世界中のすべての被害者の利益と、貴政権の優先事項である人権と正義の大義を擁護する米政府の能力に重大な損害を与えることになるだろう」と述べた。

ICCが被害者に正義を提供するにはICCを完全に尊重する必要があると強調し、「司法判断に対する選択的アプローチは信頼性を損ない、最終的には人権侵害や人権侵害に対する盾としての法の効力を損なう」と述べた。

書簡はさらに、「ICCを弱体化させようとするいかなる立法努力にも反対し、特定のICC捜査に対する米国の見解に関わらず、米国は独立した国際司法メカニズムを支持し続けることを明確にするよう強く求める」と付け加えた。

以前、一部の米国議員は、ガザ地区での戦争犯罪で告発されたイスラエル高官に対する逮捕状請求を決定した裁判所の決定の「結果」についてICCを脅迫した。

ICCのカリム・カーン検事は、イスラエルのネタニヤフ首相とギャラン国防大臣に対する逮捕状を申請した。この要請には、ハマスの指導者イスマイル・ハニヤ、ヤヒヤ・シンワール、モハメッド・デイフとしても知られるモハメッド・ディアブ・イブラヒム・アル=マスリも含まれていた。